治療内容のご案内
人工妊娠中絶
当院では、経験豊富な2人の母体保護法指定医(院長・副院長)が手術を担当しますので、安心して手術を受ける事ができます。
人口妊娠中絶の手術費用は保険診療の適応となりませんので、高額になりがちです。手術費用は妊娠週数に応じて変化しますが、当院では患者様の負担が重くならないよう、妊娠週数が早ければ10万円から10万5千円と設定しております。
妊娠週数が進んだ人工妊娠中絶を行うことが可能です。 その際、入院が必要な場合もあります。
詳しくは当院窓口にてお尋ねください。 なお、お問合せは、外来診療受付時間中にお願い致します。
手術
- 母体保護法という法律に従って手術を行います。
- この手術は通常5~10分で終了しますが、直接にのぞくことのできない子宮の中を"手さぐり"で行うため、産婦人科手術の中でも難しいもののひとつです。
- この手術は細心の注意を払っても、時に子宮が損傷したり、子宮内容物が残ることがあります。強い子宮後屈(子宮が強く背中側を向いている)や強い子宮前屈(子宮が強く腹側を向いている)のある場合、妊娠週数が進んでいる場合などでは、1回の手術では内容を完全に除去できないことがあり、追加処置や再手術が必要なことがあります。
- 子宮損傷、大量出血、子宮の収縮不良などの緊急事態が発生した時、また胞状奇胎や子宮外妊娠などの異常妊娠が疑われる際には、大きな病院へ転送するなどの最善と思われる方法をとります。このような場合、できるだけ早くあなたの配偶者(または同意者)に連絡しますので、緊急時の連絡先を手術同意書に記入してください。
- お産の経験がない方には、手術当日に子宮の出口を拡げる処置を行い、数時間後に手術となります。午前中の早い時刻に手術を希望する方や来院してすぐの手術を希望する方は、手術の前日に外来で同様の処置を行います。その際、手術同意書が必要になりますので忘れずにお持ちください。
- お産の経験がある方は、手術前の処置は必要ありません。
- 術が順調に終了しても出血が持続したり腹痛、発熱などの炎症がおきることがあります。手術後は指定された日に必ず外来を受診してください。
麻酔
- 麻酔は静脈麻酔(注射の麻酔)で行います。手術中は眠ってしまうので心配はいりません。
- 麻酔事故を予防するため、手術前は飲んだり、食べたりしてはいけません。手術前の説明の際にその時間を指示しますので、必ずお守りください。
- 手術終了後は、意識がはっきり回復するまで当院で経過をみます。帰宅に際して、自分で自動車、自転車などの運転は絶対にしてはいけません。
- 手術まで禁煙してください。
その他
- 手術同意書に不備がある場合や全身状態不良の際には手術を延期します。
- 工妊娠中絶手術は保険の適応外ですので自費診療となります。費用については週数に応じて変化しますが、妊娠週数が早ければ10万円から10万5千円と設定しております。詳しくは受付で説明させて頂きます。手術費用は手術前にお預かりさせて頂きます。
- わからないことや、今後の避妊法について遠慮なくお聞きください。
以上をよく御理解、御納得なさったうえで、手術同意書に署名してください。